2023年11月の活動報告を掲載しました。

心せわしい年の暮れではございますが、体調を崩されませんようにご留意ください。そして、充実した年末年始をお過ごしください。

11月の活動報告

【募金】

ご案内を送付し、多くの方にご支援をいただいております。ありがとうございます。

  • スラム街の幼稚園・小中学校に不足している学用品のリクエストを聴取しました。
  • くれよん・色鉛筆・画用紙や紙の要望がありました。輸送すると、輸送費や税金がかかってしまうので、少しでも多く寄贈できるように来年1月に現地で購入して届けられるように準備しています。
  • 健康手帳・感染予防リーフレットを引き続き配布しました。
  • 井戸掘削費用見積もり依頼と回収をしました。

【医療】

  • ケニア共和国のNGO法人より、巡回診療費用補助申請(3ヶ月分)が正式に提出されたため、活動や内容確認等を行った上で決議されましたので送金しました。

【今後の支援についてのご説明】

 先月、大まかな支援スキームを紹介しましたが、今回は最初に取り組みたいスラムの学校に「きれいな水を届ける」ための手段についてご説明します。

 その学校には井戸がありますが数年前に枯渇していす。現在、80mで枯渇しているので、それ以上掘り進めることで水脈に辿り着く可能性もあるらしいのです。そこで、ケニア共和国内の業者に大まかな見積もりを依頼しました。そして、その見積もりが出てこの方面の知識のない私たちは腰を抜かしました。ボーリング調査だけで30万円ほどかかり、井戸工事費は150ドル/1mもかかるのです。…となると、設置費用はざっと見積もっても250~300万円は最低かかります。でも頑張らなければ !!現在、子どもたちは飲み水以外の生活用水の殆どを雨水で賄っています。

 井戸水があれば、きれいな水を飲料だけでなく日常でも手洗いなどで安全に使用できるようになり、感染症の予防にも繋がります。更に、養護施設で暮らす生徒、通学している生徒や家族が登校や訪問をした際に、無料で安全な水をわけることができます(量は限られていますが…)。そういう理由で、生活インフラである「水」から整えたいと考えています。そして、日本では当たり前になっている保清の習慣化を図る教育を実施していきたいと思います。